火事の現場ではまず「現場指揮本部」を置く

近所を散歩中に火事の現場を見かけたことがある。それを見て、消防士さんらが仕事する姿に興味をひかれた。

現場にはたくさんの消防車が集まってきていた。救急車もきている。これだけ多くの人が集まってひとつ事態の収拾を図るのだなと少し驚いた。

いろんなユニフォームの人がいた

現場にはいろんなユニフォームの人がいた。フードにヘルメットをかぶったいわゆる消防士さんという姿をした方。黒いジャケットの方もいれば緑のジャケットの方もいる。また黒やオレンジのベストを着ている方。救急隊と思われる上下水色姿の方。高架下の火事だったのでJRの職員さんも来ていた。ただ人が多いのではなく、いろんな役割をもった人たちが集まっているのだなと思った。

現場ではまず「現場指揮本部」を置いていた。消防車が現場近くに到着すると、まずのぼりが立てられた。のぼりには「現場指揮本部」と書かれている。これだけ多くの人が集まって、混乱することなく消防活動をしていっている。きっちり事態の収拾につなげるために、多様な活動を統合する機能が必要なのは当然だ。目立つのぼりは、指揮のもと動いていることを示す意味もあるのだろう。

現場指揮本部を置いていた

プロジェクトの遂行、現場での問題解決、その構えの見本を見たような気がした。組織ではセクションごとに人を集めてひとつの仕事をすることがある。プロジェクトではそれが普通の形だろう。多様なメンバーを寄せ集めたチームでどのようにプロジェクトを推進するか。そのヒントがたまたま見かけた消防活動の中にあった。

消防車の列には「指揮隊車」があり「指揮本部」を設置する「指揮隊」が乗り込んでいるそうだ。情報収集に作戦立案、伝令に通信。指揮隊の中にも役割がある。消防部隊を指揮して人命救出するとともに、隊員の安全管理と二次災害の防止を図る。それが指揮隊の任務なのだそうだ。

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